なんねんたっても

KinKi Kids Kis-My-Ft2 A.B.C-Z ふぉ~ゆ~など

仕事と厚揚げ

ジャニーズの話ではありません。

そしてちょっと重い話です。
f:id:yo-orange:20181125205042j:image

今日は明日からのお弁当のおかずを作ってました。

厚揚げの賞味期限が切れてて、使わなきゃいけないんだけど、使い道を思い付かなくて、まぁ焼いて晩御飯に食べるか、と思っていて思い出した。大嫌いなあの人のこと。こんなにも人のことを嫌いだと思ったことはない。

 

日本人なら誰もが1度は使ったことのあるアパレル部品のメーカーで働いていました。名前を聞けば大半の人が分かるような、大きな会社。入ったときは嬉しかったし、憧れの都会のオフィスも輝いて見えたものでした。

1年経つか経たないか…

私は今でいう、パワハラをチームリーダーとチームのメンバーから受けるようになりました。あの頃、パワハラなんて「何それ、美味しいの?」状態だったのに、いざそうなると、パワハラだと気づけないほどに追い込まれました。そういうとき「なんで言わなかったの」って言われるけど、そんなこと思い付かないもんなんですよね。今思えば鬱状態で、いつ死んでもおかしくなかった出来事がいくつかありました。

終電で帰り、早朝に出勤。1ヶ月の給料が残業代で倍になったこともありました。食事もチームのメンバーと一緒に食べるのが嫌で、昼はほとんど食べない。賄いで盛られたご飯も見たら吐き気がするからそのまま捨てていました。毎日死んだような顔をして、ホームから落ちないように必死で歩き、何とか仕事をして、いつ辞めるか、それしか考えてなかった。辞めたら楽になる、辞めても生きていける。そう思えるだけ私はマシだった。資格が全て救ってくれた。

 

昼と夜もほとんど食べないから数ヵ月で6キロ減りました(もう戻ってます・笑)。他社の方から、相当やつれているけど大丈夫かと心配されたりもしました。そんな時にリーダーからかけられた言葉「私だって痩せたんだ。」今思えば笑っちゃうんだけど、あの頃はもう「………」としか思えなくて、本当に全てが無だった。退職願いを出したのは年が明けてすぐのことだった。机にずっと退職願いをしのばせていた。私は今でも自分が悪かったとは思っていない。よく抜け出せたと自分で誉めている。

あの一番大変だった時期に助けてくれたのが、食べられない中でも食べなきゃ、って思ったのが「厚揚げ」だった。ただ焼いて食べるのが好きで、美味しい厚揚げを買って食べるのが楽しみだった。厚揚げで生き延びていた。今でも厚揚げは大好きな食べ物である。(他に納豆や、冷凍たこ焼き、アイスクリームが主食でした)

 

今の会社で2年半が経った。あの会社で働いたほんの1年ちょっとから倍以上の時間が経ったのに、私はまだ不安に押し潰されそうになることがある。失敗したら怒られるのではないか、追い出されるのではないか。そのトラウマを植え付けた、あのチームを絶対に許さない。いつか見返す。それが私の今の原動力です。